TOEICの点数が返ってきて思うことが、
「これだったらセンター試験でもいい点数取れるんじゃない?」ということです。
逆に、センター試験を受けたことのある人なら「いい点取れたからTOEICもイケるかも」と思う人もいるかもしれません。
これだけは先に言っておきます。TOEICとセンター試験の点数はほとんど比例しません。
「TOEICを受けようと思っているんだけど、何点ぐらい取れるのかな?」
「私が取りたい点数ってどれくらいの難易度・レベルなんだろう?」
あなたはこのように考えたことはありませんか?
そこで今回のブログでは、「TOEIC試験の難易度」について詳しく説明していきたいと思います。これからTOEICを受験しようと考えている人は、この記事を読めば自分がどのくらいの点数を目標にすればいいのかが一目瞭然です。
このブログと共に目標点を目指して、一緒に頑張っていきましょう!!
目次
TOEICスコアとセンター試験、英検のスコア一覧表

ここでは、TOEICとセンター試験、英検の3つを点数ごとに比較しています。
それぞれのテストの違いは別の項目で紹介しますが、この3つが日本で有名な「英語力を測るためのテスト」であることは事実です。
そんな3つですが、全てを受験したことのある人はそんなに多くはないと思います。年代や業種、利用目的によって受けるテストは人それぞれだと思います。
一方で、「自分の持っている点数で他の2つのテストを受験したらどのくらい取れるのか」と気になる人は少なくないでしょう。
今回は、そんな人のために相関表(スコア一覧表)を作ってみました。是非参考にしてみてください。
「TOEIC」 |
「英語検定」 | 「センター試験」 |
〜350 |
〜準二級 | 〜110 |
350〜400 |
準二級 | 120 |
400〜450 |
準二級 | 130 |
450〜500 |
準二級 | 140 |
500〜550 |
二級 | 150 |
550〜600 |
二級 | 160 |
600〜650 |
二級 | 170 |
650〜700 |
二級 | 180 |
700〜750 |
準一級 | 190 |
750〜800 |
準一級 | 200 |
800〜 |
準一級〜 | 210〜 |
もちろん個人差はありますし、あなたの「得意・不得意」によっても点数は大きく変わってきますが、平均的にみるとこのぐらいの点数になると思います。
また、TOIECを含めた英語関連の試験では「慣れと対策」がとても必要になります。TOEICで高得点をとるならTOEIC専用の対策が必要だし、センター試験で高得点を取りたいならセンター試験用の勉強が必要です。
例えば、国語にも古文、漢文がありますがテスト前の勉強はそれぞれ全く違いますよね。
同じように3つの試験が同じ英語だとしても、テスト勉強法は全て異なるものなのです。
TOEICとセンター試験の違い

TOEICとは?
そもそも、TOEICとはどのようなものなのでしょうか? 受験したことのない人や、よくわからないで勉強をしている人のために、今回はTOEICについて詳しく説明します。
実際に多くの人が、ただ受けなければいいものという認識で受験しているTOEICですが、実はTOEICの中にも「Listening&Reading Test」「Speaking&Writing Test」の2種類があり、あなたの利用用途によってテストの使い分けをします。
一般的にTOEICと言われているテストは、TOEIC 「Listening & Reading Test」のことです。このテストは、オフィスや日常生活の中での英語コミュニケーション能力を測るテストです。
TOEIC 「Listening & Reading Test」は制限時間が2時間でリスニング100問&リーディング100問の満点が990点です。
受験方法は、マークシート式で年間10回という限られた回数の中で受験をします。
TOIECは2年以内の受験結果を履歴書に「資格」として記入することができるので、就職活動や大学と高校受験、アルバイトの面接時に自分の武器として示すことができます。
また、最近ではTOEICが昇級の条件となっている企業も多いため、試験会場では多くの「サラリーマン」を見かけます。
センター試験とは?
センター利用試験とは、主に高校3年生が大学受験をするために受ける、いわば統一試験のようなものです。
現役受験率は約43%で高校3年生の半分がセンター試験を受けたことになります。そのため、TOIECや英検などと比べても受験したことのある人は多いのではないでしょうか?
センター試験を受けるメリットとしては、センター試験1つで複数の大学・短期大学・学科学部に出願できるということです。国公立大学の志願者が併願しやすいこともあり、現在では約550を超える大学で行われています。
ほとんどの場合は一般入試と併願できるため、負担を押さえながら合格のチャンスを増やすことができます。
試験の内容としては、1科目50分のテストが二日間行われ、外国語のうちの1つである「英語」の試験を含む30種の中から大学の入試要項にあった科目を受験します。
英語のセンター利用はリスニングとリーディングのセクションに分けられており、リーディングが200点満点のリスニングが50点満点で行われます。
センター試験翌日の新聞には問題と答えが掲載されているため「自分の英語力」を測ってみたい方は、是非チャレンジしてみてください!!
TOEICとセンター試験、難易度が高いのは?

TOEICとセンター試験。どちらも似ても似つかないようなテストです。
この2つの「どちらが難易度が高いのか?」。はっきりと言います。
難易度が高いのはセンター試験です。
これにはいくつかの理由がありますが、1番の理由としてあげられるのがTOEICには「TOEIC力」というものが存在するということです。この「TOEIC力」というのは、回数を受け、なんどもなんども対策をすれば自然と身につくものです。
例えば、TOEICの問題量を乗り越えるためには、この「TOEIC力」が必要です。TOEICの制限時間は2時間で200問を解かなければいけません。これはどれだけ英語が喋れる人でも、対策をしなければ間に合うものではありません。
しかし、逆に言えば2時間で200問を解けるように対策さえしてしまえばいいのです。過去問を解きまくって、一連の流れを掴んでしまえばあとは語彙力など基本的な問題です。
一方で、センター試験は毎年難易度も違い、対策をするのには時間と勉強量が必要になります。そのためには基礎的な英語の知識から応用的な知識も必要になってきます。
真の「英語力」を試されるのが、このセンター試験。自分の得意分野と苦手分野を理解しておくことが重要になってきます。
さいごに

さいごに。今回はTOEICとセンター試験についてのお話をしました。いかがでしたでしょうか?
「TOIEC」と「センター試験」、同じ英語のテストでも全然違うものなのです。
どちらにしても、高得点を取るためには対策が必要で、喋れる「英語力」だけでは得点に繋がりません。
自分の持っている英語力がどのくらいのものなのかということを点数化することはとても大切なことです。
そして、最近の日本の企業ではTOIECのスコアが重宝されているのは事実です。自分の目指している昇進や進学、就職がある人は積極的にTOIECで高得点を狙っていきましょう!!